
既存のカフェを使って実施する「長野カフェ」。器にも凝りたいところですが「1ヶ月限定」ということで、なかなかそこまでは手がかけられないと思ってました。
そんなとき、長野県塩尻市
(しおじりし)の陶芸作家 篠田弘明 氏から、「器、つくりますから使ってください」、というありがたいお声かけをいただきました。
とはいえ、時間的にも経費的にも全ての料理のお皿を作っていただくわけにもいかず、お昼メニューのカレーとスープリゾット用の器をお願いしました。
一度試作品を送っていただき、実際に盛りつけたりして、色々やり取りをして、出来上がったのがこの器です。(スケジュール的にもかなり無理して頂きました。)
どうです? いいでしょう?
料理には白いお皿が基本かもしれませんが、存在感のある黒い器は、ちょっと大人な感じです。
正直、最初は「黒い器ってどうかな?」ともちょっと思ったのですが、実物を見て、そして盛りつけてみると、料理がぐっと引き立ちます。
それに、カフェで通常使われている器は白いものなので、一目で「特別」って判ります。
実際、昨日(1日)、今日と「長野カフェ」に行ってみて、この黒い器を前にしているお客さんの姿を見かけると嬉しくなります!
写真がイマイチなのですが、この器、見ているだけよりも、やっぱり手に持って触感も味わって、というか、楽しんでいただきたいと思います。
作者の方からのメッセージです。
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里の味には、里の器。信州の食材を使った料理を盛り付けるのだから、器も信州産を使ってみたい。「TOKYO長野カフェ」のために、焼き上げたオリジナルの器です。
少し歪んだ形と深みのある黒蕎麦釉があらゆる料理を引き立てます。カレー、リゾット用の深皿ですが、煮物を盛ってよし、菓子鉢に使ってもよし、多目的に使えそうな器です。
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塩尻市 悠山窯(ゆうざんがま) 篠田 弘明